五日間断食籠行

五日間断食籠行
求菩提山 胎蔵窟に籠もり経を唱える。

己を枯らす行

五日間の断食籠行とは内観止観し、寒さに耐え、食を断ちながら、自分を枯らしていくことであります。行中の私語も一切禁止となり、山中で水と薪の調達をする以外は、自分の鼓動の音が聞こえるほどの静寂の中で、一心にお経を上げ続け、己を枯らす行であります。
当院では、毎年粛々と執行いたしております。

近年、情報革命といわれる社会組織の変容、また地球環境という社会問題の流れの中で、豊かな四季をもつ風土から生まれた日本の伝統文化、日本精神に関心が注がれ、日本に限らず世界の人々の価値観・世界観に大きな変化をもたらしています。

修験道は、日本人が有史以前より培ってまいりました衣食住の原点を、実践的な修行や宗教倫理に取り入れたものとして近年各界に注目される存在となり、国際的にも日本人とその精神文化を理解する上で、無視できないものとなってまいりました。

修験道の開祖である神変大菩薩が、大峰山より鳥取三徳山、英彦山、果ては母の里である支那まで呪術の力で飛来し、また大峰山に戻ったという言い伝えがあり、この時に英彦山で入峰修行の形態をつくったと伝えられております。

その修験道の根本道場のひとつが求菩堤山・英彦山であり、その口伝書が全国修験に流れて現在修験、祭りを形成する礎になったと聞き及んでいます。まさに私共の先人の偉業が、日本修験文化の始まりと申せましょう。

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